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ハチゴロウの戸島湿地

2002年8月5日、湿田だったこの地に一羽の野生のコウノトリが舞い降りた。
この雄の野生コウノトリは中国大陸から飛来したとされ、確認された日にちなんで「ハチゴロウ」と名づけられた。
以来5年近くにわたり豊岡市に留まって生活を続け、地域住民や愛好家らに親しまれていたが、2007年(平成19年)2月6日から行方不明となり、同2月27日に同市金剛寺の山林で死亡しているのをコウノトリの郷公園の関係者と獣医師が確認した。
コウノトリ野生復帰事業においてハチゴロウの齎した影響は大きく、野生のコウノトリは通常どのような行動をとるのか?など多くのヒントを得る事が出来た。
これらの功績を称えるとともに、市民に親しまれた記憶を風化させないよう、保全した湿地に名前を残すこととなった。

城崎温泉から車で約10分